ベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)からJ2水戸ホーリーホックに期限付き移籍中のベトナム代表FWグエン・コン・フォン(21歳)が10月6日にホーチミン市で行われる北朝鮮代表との親善試合に参加するため、3日に帰国した。

4日の練習後には、報道陣の取材に応じ、日本での日々などについて語った。以下は地元メディアによるインタビューの内容。

-長い間日本でプレーして、久々のベトナム代表への合流となりますが、手ごたえはいかがですか?

ベトナムに戻ってまだ2日ですので、早くチームにフィットできるよう頑張っています。現代表には、アンダー世代の代表で一緒にやっていた仲間も多いですから、特に問題はないと思います。

-日本での練習や試合を通して、どんなところがレベルアップしたと感じていますか?

日本に行ってから、自分でも大きく成長したと感じています。例えば、練習や試合に臨む意識についてです。日本では、練習も試合も非常に強度が強いため、フィジカルも以前と比べて、かなり改善しました。

-Vリーグでは常にレギュラーでしたが、日本ではベンチに座ることが多いです。どんな気分でしたか?

私だけじゃなく、サッカー選手なら誰だってピッチに出て試合をしたいと思います。ずっとベンチに座っているのは、もちろん悲しいことです。しかし、日本のレベルはベトナムよりも高いです。試合に出たいなら、うんと努力しなければなりません。

-これまでに何度も駅前でチラシ配りをしている写真が紹介されましたが、この仕事について理解ができますか?

なんの問題もありません。日本では、ホームで試合があるごとに選手やスタッフが集客のためにチラシ配りをしています。現在所属している水戸では、ホームゲームのとき5人の選手が交代でチラシ配りをします。私も今までに2回参加しました

-三浦俊也前監督のとき、ベトナム代表はロングボールを多用していました。グエン・フー・タン監督になって、ショートパス主体のサッカーに移行していますが、自分ではどちらが向いていると思いますか?

HAGLでショートパス戦術のサッカーをしてきたので、自分には、そちらの方が向いていると思います。

-U-23代表とA代表では、チームの雰囲気に違いがありますか?

U-23代表は、同年代の選手ばかりなので、練習や普段の生活でも全体的にリラックスした感じです。一方、A代表には、年上の選手が多いですから、若手は経験豊富な彼らから多くのものを学べます。

-あなたは若手選手の一人ではありますが、メディアやファンから特別な関心を持たれています。このことをプレッシャーに感じますか?

自分がスターであると考えたことはありません。代表でもクラブでも、いつも他のチームメイトと同じように振舞っています。みんな私の性格を理解してくれていますし、問題はありません。

-現在のあなたのメディアへの対応や受け答えからは確かな自信が感じられます。

たぶん日本での経験のおかげでしょう。外国に出て、なんでも自分でやらないといけない環境にありますから、コミュニケーション力も養われたと思います。

-今後のスケジュールはどうなっていますか?

6日の北朝鮮代表との試合が終わった後、日本に戻ります。次にベトナム代表に合流する時期については、協会やHAGL、水戸の話し合いの決定を待たなければなりません。

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