この夏、期限付き移籍でセレッソ大阪に加入したFWベサルト・アブドゥラヒミ。

“ベサ”という愛称のこの選手はNKザグレブやハポエル・テル・アヴィヴ、ロケレンといったヨーロッパの名門でプレーし、マケドニア代表経験もある。

背番号10を与えられるなど期待されていたのだが、J2ではわずか3試合の出場にとどまっており、9月に入ってからはU-23チームの一員としてJ3でプレーしている。

そんなベサは先週末、藤枝MYFC戦に先発出場。

2ゴールの活躍でチームに勝利をもたらしたのだが、なかでも2点目は圧巻の一撃だった。

左サイド斜め45度の位置でボールを拾うと、フェイントで相手選手をかわす。

するとペナルティエリア外からループシュートを狙い、これが美しい軌道を描きながらゴールネットへ吸い込まれた。卓越したシュート能力はもちろんのこと、経験を感じさせるようなシュートであった。

これが来日初ゴールとなったベサは試合後、「得点できたこともうれしいですが、チームが勝てたことが一番うれしかったですね」とコメント。

また、このループシュートについては「そんなにゴール前で時間もない中で、一瞬の判断ができました。左で切り返してすぐ右で打てた。あそこで時間がかかってしまうとブロックされる。いい判断ができて、それが結果につながったと思います」と振り返っている。

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