弱冠18歳での代表デビューから18年間に渡り、アイルランド代表のエースに君臨し続けてきたロビー・キーン。
このほどついに代表からの引退を決意し、オマーンとのラストマッチに臨んだ。そこでは驚く様なスーパーゴールを決めて、去り際を自ら飾ってみせた。
[Qoly] ロビー・キーンの代表引退がカッコ良すぎる!超ゴールでさよなら https://t.co/1RXURWt2vi
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年9月1日
試合が行われたのはダブリンのアビバ・スタジアム。57分にベンチへと下がったキーンには、およそ3万人のサポーターたちからスタンディングオベーションが送られた。
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
万雷の拍手を受けたキーンがマーティン・オニール監督やスタッフ、そして選手たち全員とハイタッチする様は感動的!
🎥 The final moments. #ThanksRobbie #COYBIG 🇮🇪 pic.twitter.com/mubZe0W3Yx
— FAIreland (@FAIreland) 2016年9月1日
スタンドには妻のクロディーンさんの姿も。また、2人の息子ロバートくんとハドソンくんもスタジアムにやって来ていた。
ロビー・キーン
「自分にとってとてもタフで、そしてエモーショナルな夜だった。
僕を支えてくれた全ての人達にただただ感謝したい。そして、こう伝えたい。このチームでの18年間の全てをエンジョイしたと。
皆が僕にゴールを決めてほしいと思っていたし、そうやって締めくくれたことが嬉しいよ。
このチームをファンとしてくつろいで見ることを楽しみにしている」
「(代表が)恋しくなるかって?もちろんそうだろうね。
僕の人生と家族にとって大きな一部だった。間違いなく恋しくなるよ。でも後悔はない」
ちなみに、この日のゴールによりキーンのアイルランド代表での得点数は68に到達した。これは伝説的ストライカー、ゲルト・ミュラーがドイツ代表で記録した得点数と同値(ドイツ史上では2位、1位はクローゼの71点)。マーティン・オニール監督はこの記録のことを気に掛けていたと明かしていた。
マーティン・オニール(アイルランド代表監督)
「当初は20~25分の出場予定だった。
(前半30分にゴールを決めた後)ハーフタイムにこう言ったんだ。『もう7分やる』とね。
もう1ゴール決めて彼(ミュラー)の記録を破るか、交代するかだった。そして彼は交代した」
「彼はゲルト・ミュラーと並んだ。すごい記録さ、ファンタスティックだ。
私が生きているうちに破られることはないだろう。
このロッカールームにいる若い選手たちでさえ、それ(記録更新)を見ることはないはずさ」