サッカー選手にとって、背番号「10」は特別なナンバーだ。

『背番号「10」の系譜』というこのシリーズでは、特定のクラブチームで10番を背負ったレジェンドたちを順番に紹介していく。

なお、紹介するのは現在から遡って6人目までの選手。今回はレアル・マドリー編だ。

ルイス・フィーゴ(MF)

【レアル・マドリーでの背番号の変遷】
#10:2000 - 2005年

長いサッカー史を紐解いても、「禁断」という言葉がこれほどしっくり来る移籍があっただろうか。2000年7月、バロンドールを獲得しバルセロナの中心的存在でもあったルイス・フィーゴはレアル・マドリーへと移籍した。与えられた背番号はもちろん10番。“銀河系軍団”と呼ばれるチームで数々のタイトルを獲得し、加入2シーズン目には自身初となるビッグイヤーも手に入れた。フィーゴがクラブチームで「10」をつけたのはマドリー時代だけである。

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