2018年ワールドカップに向け、ついに動き出した新生イングランド代表。

新監督のサム・アラダイスは、スロバキアとの試合に向けた代表メンバー23名を発表した。

これまでとは異なり、現地時間の日曜日夜という新しいタイミングでメンバー発表を行ったアラダイス監督。

そして翌日、イングランド代表のトレーニングセンターがあるセント・ジョージズ・パークで記者会見を行ったのだが、これに出席したヘンリー・ヴィンター記者がこんなものを紹介していた。

こちらは、アラダイス監督からメディアに向けたメッセージ文だ。

アラダイス監督にとって、招集メンバーに関する記者会見を開くのはこれが初めてのこと。これからワールドカップ予選が始まるということで、メディアに自身の思いを伝えたかったようだ。

その内容は以下の通り。

サム・アラダイスからのメッセージ

我々が2018年ワールドカップ予選をスタートさせるということで、イングランド代表の最初の記者会見が行われるセント・ジョージズ・パークにお越しいただきありがとう。

スロバキアへの旅は、私にとって重要な瞬間だ。なぜなら、これは私がスリーライオンズ(イングランド代表チームの愛称)の監督に就任して初めて迎える試合だからだ。

この仕事をずっと夢見ていたということについて私は隠してこなかった。そして最終的に自分自身がイングランド代表監督になることができて本当に誇りに思っている。

これから私が集中するのは、我々がこの予選の中で自分たちの道をしっかりとナビゲートできるようにすることであり(もちろんスロバキアでの勝利からそれは始まるが)、さらにはこの国に代表チームを誇りに思ってもらうことだ。

我々が国民と上手く関わりを持つ上で、メディアは重要な役割を持っている。皆さんはフットボールサポーターと国を超えて直接的な意思疎通を図るプラットフォームを供給している。

24時間中ニュースが動いているこの時代では、記者会見というのはイングランド代表のスケジュールにおいてきわめて重要な部分だ。そして、我々がロシアの地で決勝に辿り着くようにするためにも、私は2年以上の期間にわたって皆さんと一緒にやっていくのを楽しみにしている。

旅は今ここで始まる。

今後ともどうぞ宜しく サム・アラダイス

とても丁寧な文章で心境を綴ったアラダイス。

イングランド代表監督への就任は夢であったようでそのことに対する情熱を語り、これから始まる新たなスタートに向け記者たちとともにやっていきたいという意思を表明するものだった。

まずは味方を作ることから始めようといった感じだろうか。それでも、受け取った記者たちは誠意のようなものを感じたはずだ。

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