EURO2016を大きく盛り上げたアイスランド代表。

初出場ながら堂々とした戦いぶりでグループステージを勝ち抜くと、ベスト16ではイングランドを破るというジャイアントキリングを見せ、ベスト8に進出した。

"Viking Clapping"と呼ばれる手拍子は世界中で取り上げられ、サポーターを含めて最も話題になったチームの一つだ。

そんなアイスランドといえば、ラーシュ・ラガーベックとヘイミル・ハルグリムソンの2人が監督を務める“二頭体制”が特徴的であった。

なかでもスウェーデンを長く率いたラガーベックは2011年からアイスランドの監督を務めており、近年の躍進を語る上で不可欠な存在だ。

2018年ワールドカップに向けた欧州予選でも手腕を発揮するかに思われたのだが、どうやらEURO2016をもって監督を退任するようだ。

『ESPN』によれば、ラガーベックはこの9月からスウェーデン代表のアシスタントコーチに就任するという。

EURO2016でグループステージ敗退となったスウェーデンはエリック・ハムレン監督が退任となり、ノーショーピングを26シーズンぶりにスウェーデン1部優勝に導いたヤンネ・アンデションが新監督に就任した。

しかし、チームを長く支えてきたアンドレアス・イサクソンやズラタン・イブラヒモヴィッチといったベテラン勢がこのタイミングで揃って引退。そこでアンデション監督は、経験あるラガーベックをアシスタントコーチとして招聘することにしたようだ。

スウェーデン代表への復帰についてラガーベックは、「素晴らしく感じている。ヤンネのことは以前から知っているし、私が高く評価し、それと同時にリスペクトもしている人物だ」と話したという。

新たな体制で船出を切ったスウェーデン代表。6日、強豪オランダと早速激突する。

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