21日に閉幕したリオ五輪。

閉会式では、引き継ぎセレモニーに安倍晋三総理がスーパーマリオに扮して登場するという粋な演出もあった。

2016年のリオ五輪が終わり、これからは2020年の東京五輪に向けた活動が活発となる。

グループステージ敗退に終わったサッカー男子日本代表、そしてまさかの予選落ちとなった女子日本代表の再起に期待したいところだ。

そんななか、英国『Guardian』が早速2020年大会に関するニュースを伝えていた。

記事によれば、東京五輪のサッカー競技でイギリス代表が出場できるよう、イギリスオリンピック委員会が話し合いの機会を持つという。

オリンピックでは各オリンピック委員会単位での出場しか認められていない。

そのため同じイギリスでありながらそれぞれに協会を持つイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つのサッカーチームは出場することができないが、2012年のロンドン五輪では「イギリス代表」が組織され、ライアン・ギグスやダニエル・スターリッジなどが出場した。

しかし、昨年行われた女子ワールドカップでイングランドは快進撃を見せ、準決勝に進出。惜しくも日本に敗れたものの、3位決定戦では延長戦の末強豪ドイツに勝利し、3位という好成績を収めていた。

そうした背景もあり、イギリスオリンピック委員会のチーフエグゼクティブを務めるビル・スウィーニー氏は「Team GB(イギリス五輪代表)にサッカーチームがいないことに我々はひどく失望している」とコメント。

次回の東京五輪では男女ともイギリス代表が出場できるようFA(イングランドサッカー協会)と話し合いの機会を持つようだ。

同紙によれば、今回のリオ五輪に向けてもサッカーイギリス代表の組織に向けた動きがあったようなのだが、FAを除く3つの協会から反対があり実現しなかったようだ。

イギリスチームは今回のリオ五輪で大健闘。

金メダル27個はアメリカに次ぐ多さであり、合計でのメダル数も世界3位となる67個であった。

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