リオ五輪、地元開催のブラジルはサッカー競技で男女ともに優勝を目指していた。
そんななか、女子代表はスウェーデンと死闘に惜敗。決勝進出を逃し、3位決定戦に回ることになった。
#YoRIOxESPN ¡Suecia eliminó a Brasil en fútbol femenino! Tras empatar 0-0, le ganó 4-3 en los penales. pic.twitter.com/okE0eqz6QT
— SportsCenter (@SC_ESPN) 2016年8月16日
Brazil knocked out by Sweden (whom they beat 5-1 in group) in agonising penalty shootout https://t.co/xuPkd19yaJ pic.twitter.com/zifTlhA6J5
— AS English (@English_AS) 2016年8月16日
マラカナンに7万人もの観客が詰めかけた一戦は0-0のままPK戦に突入。地元の大声援を受けたブラジルだが、FWクリスチアーニとMFアンドレジーニャの2人が失敗し無念の敗戦となった。
終了直後、スタジアムは大きな悲しみに包まれていたというが、その後ブラジル選手たちへの拍手に変わったという。現地メディア『Globo』によれば、ロッカールームに戻るトンネル内で全ての選手が泣き出していたそう。
痛恨のPK失敗となった31歳のクリスチアーニは太腿を痛めていたなか、強行出場でピッチに立っていた。彼女は21歳と若いアンドレジーニャを庇っていたそうだ。
クリスチアーニ(ブラジル女子代表FW)
「打ちたかった。助けることができなくて申し訳ない。でもアンドレジーニャのほうがもっと辛い。これが彼女にとって初めてのオリンピックだったから。申し訳ない」
2003年に代表デビューしこれまで100試合以上に出場してきたベテランは、長年代表にいる身として責任を負わないわけにはいかなかったとも述べていたようだ。
また、DFモニカも「頭を上げなくちゃ。何度もオリンピックはあるし、まだ3位決定戦もある」とアンドレジーニャを鼓舞していたとのこと。
その卓越したキックセンスを今大会でも見せつけていたアンドレジーニャ。試合後には空を見上げて「なぜなの、神様…」とつぶやくなどかなり感情的になっていたそう。ある意味戦犯となってしまった彼女だが、「ファンからのこの愛情はプライスレス」と涙まじりにサポーターへの感謝も口にしていたという。
この後、ブラジルはカナダと3位決定戦を戦う。舞台はコリンチャンス・アリーナ、キックオフは日本時間20日(土)午前1時の予定だ。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ