ドイツで行われたUEFA U-19欧州選手権(U 19-EURO)。フランス対イタリアとなった決勝戦では、見事なゴールが生まれている。
Le but sublime de Jean-Kévin Augustin #EuroU19 #foot21 pic.twitter.com/WQRBs5kR8q
— L'ÉQUIPE 21 (@lequipe21) 2016年7月24日
このゴールを決めたのは、フランスU-19代表FWジャン=ケヴィン・オーギュスタン。
足元に転がってきたボールを反転しながらコントロールすると、一瞬の加速でDF2人を置き去りに。最後はGKを巧みなフェイントで無力化してゴールを奪ってみせた。
これで今大会6点目となったオーギュスタンは1997年生まれの19歳。所属するPSGではすでにトップデビューも果たしており、UEFA公式が「ワンダーキッド」として特集を組むほどの逸材だ。
スピードと爆発力を兼ね備え、ロングレンジからも積極的にゴールを狙う魅力的なアタッカー。本人は自らを本物の「9番」であり、リスクを負うのを好む選手だと評している。
ゴール前でシュートを吹かさないよう冷静さを保つ心得はイブラヒモヴィッチから教授されたものだとか。ただ、身長は177cmと高さはなく、空中戦は本人も上達する必要があると認めている。とはいえ、そのスピードは驚異的だ。
そのタッチやスタイルは元フランス代表FWジャン・ピエール・パパンを彷彿とさせるほか、パワーの面では元ナイジェリア代表ダニエル・アモカチを思い起こさせるとも。イブラのいなくなったPSGの前線でブレイクするのは彼かもしれない。