オーストラリア・AリーグのシドニーFCは「メルボルン・ヴィクトリーからGKダニエル・ヴコヴィッチを獲得した」と発表した。

2014年にはベガルタ仙台でプレーしていたヴコヴィッチ。

昨年メルボルン・ヴィクトリーと2年契約を結んでいたが、それが打ち切られることが発表され、直後にシドニーFCへの入団が決定した。

その移籍の理由は家族だ。ヴコヴィッチの息子ハーリーは昨季大きな病気を患い、肝臓移植が必要な状況になっている。

そのためヴコヴィッチは親戚も住んでいる故郷シドニーに移り、大きな病院での治療を行うことにしたのだ。

両チームがともにヴコヴィッチの家族を助けるために動いた形だ。『AAP』など各メディアは、ヴコヴィッチがメルボルン・ヴィクトリー退団にあたって発表した声明を掲載している。

ダニエル・ヴコヴィッチ

「昨季は、自分にとって、そして家族にとってピッチ外の出来事がとても難しいものになった。

そして、我々にとって最高の判断は、シドニーに住んでいる親戚と近くに住む時がやってきたということだった。

これはとても難しい判断だった。なぜなら、僕はメルボルン・ヴィクトリーでの時間を楽しんできたからだ。

僕はヴィクトリーの選手としてプレーできるチャンスを与えられたことに感謝している。そして、クラブのみんなや、信じられないようなサポートをしてくれたファンにも」

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