『ESPN』は「アーセナルの最大株主であるスタン・クロエンケは、勝たなければ楽しくないと語った」と報じた。

2011年にアーセナルの株式を買い増しし、所有率を62.89%にまで増加させたクロエンケ氏。アメリカ出身の実業家で、近年はスポーツビジネスに力を入れている人物である。

純資産は80億ドルとも言われる大富豪であり、ロサンゼルス・ラムズ(アメリカンフットボール)、コロラッド・ラピッズ(MLS)なども所有している。

また、彼が所有しているクロエンケ・スポーツ・エンタープライゼスはデンバー・ナゲッツ(バスケットボール)、コロラド・アバランチ(アイスホッケー)などのオーナーでもある。

クロエンケ氏はスポーツ・イラストレイテッド誌などが主催するスポーツ&エンターテインメント・サミットに出席し、以下のように話した。

スタン・クロエンケ

「私は常にスポーツを愛している。そして、それを経済的に意味を成すようにしなければならない。

しかしながら、誰もが長年学んできたのは、勝利なくして楽しみは得られないということだ」

アーセナルは近年収入に見合った大きな投資を行わないと批判されることも多く、タイトルもこの10年でFAカップ2回という状況にある。

クロエンケ氏は現在アジア諸国でのアーセナルの認知度を高めることを重要視して動いていると話している。近い将来、彼の投資によって大きな「楽しみ」を得られる日が来るだろうか?

【厳選Qoly】日本代表、「初招集」と驚きの「電撃復帰」があるかもしれない5名