スペイン・セグンダBのリナレス・デポルティーボは「キャプテンを務めていたMFフラン・カルレスが死去した」と公式発表した。

リナレスは今季セグンダBのグループ4で16位という成績を収めたクラブ。残留プレーオフでは勝利をおさめ、来期も3部で戦うことが決定している。

ところが、そんなクラブに大きな悲劇が訪れてしまったようだ。

キャプテンを務めていた26歳のMFフラン・カルレスは、マラガのホテルに滞在しながらジムでトレーニングを行っていたところ、ウェイトを太ももに落としてしまったのだという。

彼はそれを大事と考えず痛みを放置していたところ、筋肉の破裂による内出血が広がったことで腎臓の機能に障害が発生し、全身に毒素が広がってしまった。

めまいを感じたフランが病院に運ばれた際には重篤な多臓器不全に陥っており、すぐに緊急手術を受けたものの、金曜日の正午すぎに息を引き取ったとのことだ。

日曜日に練習場で行われた葬儀には、猛暑にもかかわらず4000人のファンと住民が集まり、チームを率いてきたキャプテンとの別れを惜しんだという。

骨折に至らない怪我ならば、わざわざ病院に行かなくても治る…と考える人も多いはずだ。しかし、フラン・カルレスのように命の危機にまで至ることもある。

彼のような悲劇が再び起こることのないよう、怪我を負った際には軽くとも医師の診察を仰ぐことを心掛けたい。

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