いよいよ決勝を迎えるEURO2016。ファイナルの顔合わせは、地元フランスvsポルトガルとなった。

注目のひとりは、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだろう。今大会6ゴールと断トツの得点力を見せている。

そのグリーズマンは、実はポルトガルにもルーツを持つ選手である。『maisfutebol』などが詳しく伝えている。

彼の母親イザベルはフランス生まれだが、彼女の両親であるアマロとカロリーナは1957年にフランスに移住してきたという。そして、グリーズマンの祖父にあたるアマロ・ロペスはポルトガルの出身で、現在のパッソス・フェレイラで活躍したフットボーラーだったそう。

グリーズマンが生まれたのは1991年で、アマロが亡くなったのは1992年ということで、ともに過ごせた時間はそれほど長くなかったという。それでも、グリーズマンは母方の祖父がどういう人だったのかを分かっていた。

2014年10月にスタッド・ド・フランスで行われたフランスとポルトガルとの国際親善試合。その試合に向けて彼は『L'Equipe』にこう述べていた。

アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表FW)

「(自分にとって)特別なものになるだろうね。僕の祖父、アマロ・ロペスはパッソス・フェレイラでプロ選手だったから。ピッチに出た時、それについて考えるだろう」

この試合にグリーズマンは先発から84分間プレー。そして、フランスは2-1でが勝利している。今回は果たして…。

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