6月30日、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、リヨンDFサミュエル・ウンティティの獲得に関して合意に至ったと記者会見で発表した。

カメルーン生まれながらリヨンユースで育ったウンティティは1993年11月生まれの22歳。

元々は左サイドバックを本職としていたがリヨンのトップチームではセンターバックとして定着しており、機動力と身体能力を兼ね備えた総合力の高いDFだ。

なかでも最大の武器は精度の高い左足であり、長短のパスを自在に操る。世界的にも珍しい左利きのセンターバックということで、バルセロナが獲得に乗り出したのも頷ける話だ。

そんなウンティティの知名度はそこまで高くないが、実は3年前、サッカー史に残るようなスーパーゴールを決めているのをご存知だろうか?

そのゴールが生まれたのは、2012-13シーズンのUEFAヨーロッパリーグRound of 32。

ホワイト・ハート・レーンで行われたトッテナム対リヨン戦の1stレグで、ウンティティが突き刺したミドルがこれ。

1-0で迎えた55分、右サイドからのクロスのこぼれ球にダイレクトで合わせると、ボールは一直線にゴール右上に。あまりに無慈悲な弾道に、GKブラッド・フリーデルはただ見送ることしかできなかった。

結局試合は2戦合計3-2でトッテナムが勝利しリヨンは敗退となったのだが、当時無名だったウンティティの名は欧州中に知られることとなった。

あれから3年が経過し、ウンティティはEURO2016に向けたフランス代表に選出。さらには2500万ユーロ(およそ28億円)とも言われる高額な移籍金でバルセロナへと加入することが決定した。

スペインでも自慢の左足をアピールすることはできるだろうか?

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