AFC U-23選手権2016の決勝で日本に敗れながらも、リオ五輪への出場権を手にしている韓国代表。
すでに18名の登録選手が発表されており、ソン・フンミンやソク・ヒョンジュンといった欧州組もオーバーエイジでメンバー入りを果たしている。
そんなU-23韓国代表チームが、前監督のイ・クァンジョン氏に3000万ウォン(およそ250万円)を寄付するという。韓国『聯合ニュース』が伝えている。
イ・クァンジョン氏は2000年から韓国代表の育成年代の監督を務めており、2013年11月にはリオ五輪に向けたU-23代表の指揮官に就任。2014年に開催されたアジア大会では準々決勝で日本を1-0で破り、見事優勝を決めていた。
しかし、翌年2月に白血病であることが発覚し、治療のため監督を辞任していた。AFC U-23選手権2016でチームを準優勝に導いたシン・テヨン監督は、その後任であったのだ。
イ・クァンジョン氏は現在江原道の医療施設で療養中であり、闘病生活を続ける同氏に対して韓国代表は寄付を決めたようだ。
記事によれば、イ・クァンジョン氏は「ユースの頃から指導していた選手たちがリオ五輪に行くことになって嬉しい。選手たちには、自信を持ってベストなパフォーマンスを示してほしい」と語っている。