EURO2016 グループE、イタリアは初戦でベルギーを2-0で下した。

イタリアとしては、まさにしてやったりの展開となった一戦。エマヌエレ・ジャッケリーニの先制点をアシストしたのは、3バックの一角を務めるCBレオナルド・ボヌッチだった。

かねてよりDFらしからぬパスの正確性が評価されてきたボヌッチ。今回のアシストを“縦”目線で見てみると、いかに高い精度だったのかが分かる。それがこちら。

まさにピンポイント。ベルギーの右CBトビー・アルデルヴァイレルトと右SBローラン・シマンの間に走ったジャッケリーニに、ここしかないという絶妙な精度でパスを通している。GKクルトワとしても出るのか出ないのか迷うところ…。

マルク・ウィルモッツ監督がDF陣のコミュニケーションミスと嘆いていたように、誰もジャッケリーニを捕まえていなかった。とはいえ、あの距離からこれだけ精度あるキックを通されてしまえば、守るほうとしては相当厄介はなず。

この日、ボヌッチはタックル3回、クリア7回、ボール奪取8回を記録。UEFA公式も、ベストパフォーマーのひとりだったと絶賛していた。

イタリアの第2戦はトゥールーズでのスウェーデン戦。ボヌッチの攻守における貢献も試合の行方を左右しそうだ。

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