ブラジル代表がコパ・アメリカ・センテナリオのグループステージで敗退する大波乱があった。
ブラジルが入ったグループBは12日、エクアドル対ハイチ、ブラジル対ペルーの2試合が行われた。第1試合でエクアドルがハイチに4-0で大勝し、グループ突破を決定。第2試合を前に、ブラジルは引き分け以上で突破、ペルーは勝利しかない状況であった。
そのなかでブラジルが攻めつつペルーがカウンターを狙い、スコアレスの展開が続いた。
しかし75分、物議を醸すシーンが生まれる。
#CopaAméricaenTyC ¡GOL DE PERÚ! Con la polémica, Ruidiaz pone el 1-0 y con este resultado Brasil queda eliminado. https://t.co/ZkW3hR0XJe
— TyC Sports (@TyCSports) 2016年6月13日
カウンターから途中出場のラウール・ルイディアスが詰めペルーが先制ゴールを決めたのだが、副審が旗を上げノーゴールの判定に。
よく見るとゴールを決めたルイディアスが手で押し込んでいるようだった。
Handballs do not get much more blatant than this. But Peru's goal counts. Yikes. #CopaAmerica #BRAvPER pic.twitter.com/6Fa4AApsP4
— Caitlin Murray (@caitlinmurr) 2016年6月13日
しかし、抗議の結果、なんと主審は判定を覆しゴールを認めたのである。
まさかの判定でビハインドとなったブラジル。このまま負ければ敗退が決まるということで猛攻に出たが、これをペルーは凌ぎ切った。
1-0で勝利したペルーが逆転で首位通過を果たし、エクアドルは2位で突破。ブラジルは1987年大会以来となるグループステージでの敗退となった。
ブラジルが公式戦でペルーに敗れるのは1975年のコパ・アメリカ以来41年ぶりになるとのこと。ドゥンガ監督は五輪代表の指揮官も兼任するが、進退問題に発展することは必至だ。