鈴木大輔が所属するジムナスティック・タラゴナ(ナスティック)は8日、スペイン2部リーグの昇格プレーオフ一回戦でオサスナと対戦した。

先週末のリーグ戦最終節で首位アラベスと引き分けて3位に終わり、2位以内が条件だった自動昇格を惜しくも逃したナスティック。だがそれを悲観する暇もないままプレーオフ一回戦のために敵地に乗り込み、鈴木も14試合連続で先発起用された(※一部で右サイドバックと伝えられているが現在はセンターバック起用されている)。

オサスナは6位でプレーオフ出場権を得たが、1部での経験が豊富なこの難敵にナスティックは苦しい試合を強いられる。

33分、左サイドのコーナーキックからミケル・メリノに決められて先制を許すと、41分にもセットプレーから再びメリノに詰められ前半で2点のビハインドに。メリノは今夏からドルトムントに加入することが決まっている左利きのMFで、中盤を幅広くこなすことから香川真司とポジション争いをすることも予想されている。

リーグ戦は9試合無敗、最後の5試合でわずかに1失点だったナスティック。鈴木は直接失点に絡まなかったが、チームはバスクの熱狂的なサポーターが醸し出す独特な雰囲気に完全に呑み込まれていた。

後半、カウンターから3失点目を喫したナスティックはその後1点を返したものの、1-3で公式戦10試合ぶりとなる黒星を喫している。

折り返しのプレーオフ第2戦は11日、ホームで行われる。昇格に向け崖っぷちの状態だが、アウェイゴールを奪ったことで逆転に望みを繋いだともいえるだろう。鈴木の奮闘にも期待したい。

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