21日、2015-16シーズンのフランスサッカーを締めくくるクプ・ドゥ・フランスの決勝戦が行われた。
リーグ・アンとクプ・ドゥ・ラ・リーグの二冠をすでに達成しているパリ・サンジェルマンと、今季不調に喘いで下位に沈んだマルセイユという、対照的な顔合わせになった。
そのキックオフ直後に飛び出したのが、パリ・サンジェルマンの先制ゴールだ。
右サイドのスペースでボールを持ったアンヘル・ディ・マリアが、このピンポイントのアウトサイドクロス!
中に詰めていたブレーズ・マテュイディが合わせ、開始から間もない時間帯でネットを揺らしてみせたのだ。
このあとパリ・サンジェルマンはフローラン・トーヴァンに同点ゴールを許すのだが、後半にズラタン・イブラヒモヴィッチのPKで突き放し、カバーニの3点目でリードを広げた。
更に81分にはカウンターからズラタン・イブラヒモヴィッチが裏に飛び出して4点目を決め、完全に試合を終わらせた。
87分にはミシ・バチュアイに一点を返されるも、リードを守り切って2-4でパリ・サンジェルマンが勝利を収めている。
これによって、パリ・サンジェルマンは今季リーグ、リーグカップ、カップの国内3冠を達成。イブラヒモヴィッチのラストイヤーをほぼ完璧な形で締めくくることに成功した。