21日、U-23日本代表はいよいよトゥーロン国際大会で初戦を迎える。

対戦相手のパラグアイに関して、Qolyでは18歳の“神童”セルヒオ・ディアスを紹介してきたが、チームを率いるのは南米ファンなら知る人ぞ知るこの人!

パラグアイ代表として1998、2002、2006年と3度のワールドカップ、1999、2004年と2度のコパ・アメリカに出場し、74試合10得点を記録したカルロス・ウンベルト・パレデスだ。

パレデスの選手時代は闘争心に優れた中盤のセンターハーフで、両足からの強烈なミドルシュートや、打点の高いヘディングを得意とする万能タイプであった。

日本との関わりでは日韓ワールドカップに出場したのはもちろん、1999年のコパ・アメリカでは、若き日のロケ・サンタ・クルスが2ゴールをマークした日本戦に途中出場。

そして2002-03シーズン、イタリアのレッジーナに中村俊輔(現横浜F・マリノス)と時を同じくして加入し、俊輔がセルティックへ移籍するまで3シーズン共にプレーをした。

ネスタやガットゥーゾと競り合うレッジーナ時代のパレデス

2008年に欧州から母国に戻ったパレデスだが、その後も現役として息の長いプレーを続け、2015年に38歳で引退。引退後は代表のチームメイトだった“チキ”こと、元ガンバ大阪のフランシスコ・アルセ監督の下でアシスタント・コーチを務め、今年4月に暫定でU-20パラグアイ代表の指揮官に任命されていた。

39歳になった現在はこんな感じ

パレデスにとってトゥーロンは指揮官に就任していきなりの大舞台となる。初戦でギニアを3-1と下し良好なスタートを切ったが、続くこの日本戦ではどのような采配を見せてくれるだろうか。

この試合のキックオフは日本時間の23時15分だが、NHK総合で23時45分からディレイ放送される。SNSなどで経過や結果を見てしまわないように注意しよう。

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