52試合59得点――。

ルイス・スアレスにとってのバルセロナでの2年目は、驚異的なまでにゴールを量産したシーズンとなった。

リーガ最終節のグラナダ戦でハットトリックを決めたスアレスはリーグ戦でのゴール数を「40」とし、見事“ピチーチ”に輝く。これにより欧州ゴールデンシュー賞の受賞も確実となり、キャリアで最もゴールを記録したシーズンとなった。

スアレスはこの後セビージャとのコパ・デル・レイ決勝を残しているが、仮にこの試合で得点をあげれば1シーズン通算60ゴールという偉業を達成する。

そんなスアレスはアヤックスからリヴァプールへと移籍し、昨夏バルセロナへとやって来た。

なかでもプレミアリーグへの挑戦は大きな決断となったのだが、それを後押ししたのは同じ南米出身ストライカーの活躍であったようだ。

ルイス・スアレス(バルセロナ)

「アヤックスでプレーしていた時、プレミアリーグでプレーしてみたいという気を起こさせたのはカルロス・テベスだった。

彼を見て思ったんだ。“カルリートス”にできるなら、私にもできるってね。

どんなDFと比べても彼はずっと小さかったよ」

スアレスがリヴァプールへと移籍したのは2011年1月のこと。

当時テベスはマンチェスター・シティでプレーしており、加入初年度の2009-10シーズンには得点ランキングで4位となる23ゴールをあげていた。

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