イングランド・プレミアリーグから降格することが決まったアストン・ヴィラは、「中国人実業家にクラブを売却するための交渉が合意に達した」と公式発表した。
現オーナーのランディ・ラーナー氏が手放す株式は100%。それを6000万ポンド(およそ93.4億円)で購入するのが、中国人実業家のトニー・シャー氏である。
トニー・シャーとは何者か?
Introducing Tony Xia. The story of our new Owner - and Recon Group. Check it out here: https://t.co/I4ZvHzpVgI #AVFC pic.twitter.com/1EkJjVBzll
— Aston Villa FC (@AVFCOfficial) 2016年5月18日
彼の本名はシャー・チャントン。中国と香港の証券取引所5箇所に上場しているRecon Groupの会長兼CEOである。
オックスフォード大学、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学での留学を経験しており、英国やアメリカにも居住してきた人物だ。
彼は大学でストライカーとして活躍したというサッカーファンであり、何年も前からアストン・ヴィラのファンであったという。
彼の目標は大きな投資を行い、一年でプレミアリーグに復帰すること。そして2年後にはプレミアリーグで6位以内に入り、欧州のコンペティションに出場することであると発表されている。
なお、現在アストン・ヴィラは監督が不在となっており、次の指揮官候補としてはナイジェル・ピアソン、スティーヴ・ブルース、デイヴィッド・モイーズ、そしてロベルト・ディ・マッテオなどがリストアップされているという。