リーガ・エスパニョーラのバルセロナは、クラブ公式サイトでコパ・デル・レイ決勝戦に向けた声明を発表した。

今週日曜日にマドリードのビセンテ・カルデロンで行われることが決まっているコパ・デル・レイ決勝。リーガを制覇したバルセロナ、そしてヨーロッパリーグを制したセビージャが対戦する。

しかし、その試合に訪れるバルセロナのサポーターに対して、警察は以下のように通告した。

「カタルーニャ独立主義の旗に関しては、スポーツにおける暴力、人種差別、同性愛嫌悪などに対する国内法の下、スタジアムへの持ち込みを禁止する」

バルセロナのサポーターは、昨年7月にベルリンで行われたチャンピオンズリーグ決勝、そして今季のレヴァークーゼン戦などで独立旗を掲げている。

クラブはこれに関してそれぞれ3万ユーロ、4万ユーロの罰金を支払っている。しかし、独立旗の持ち込みを禁止するのは表現の自由に違反する行為だと、バルセロナは強く批判をぶつけた。

バルセロナ

「FCバルセロナは主張する。コパ・デル・レイ決勝戦においてカタルーニャ独立旗を禁止するという発表には、全面的に同意できないと。

この禁止命令はスペインの政府におけるマドリードの代表者から水曜日に発表された。

FCバルセロナは、これは表現の自由に対する攻撃であると考えている。彼らのアイデアや見解を表明することは権利であり、検閲は許されない。それは全世界的な人権に則ったものだ。

我々は常にそれらを守ってきた。そして、これからも守り続ける。我々のメンバーやファンの自由な表現を。彼らは常に高いレベルでの礼節と尊敬を見せてきた。

コパ・デル・レイ決勝戦のような試合に値するいい雰囲気を作り出すためには、政府当局の協力が求められる」

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介