スイス1部リーグ33節、FCチューリッヒ対ルガーノ戦でこんなプレーがあった。
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ファウルのジャッジにピッチを叩いて悔しがっていたのは、ルガーノMFマッティア・ボッターニ。それもそのはず…。
よく見ると、チューリッヒDFレオナルド・サンチェスがボッターニの足を目がけて顔面でタックルに行っているのだ。一つ間違えば大ケガにもなりかねないまさに決死のタックルではあったが、実際はファウルだったはず…。
その前のボッターニのオフサイドも見逃されているが、サンチェスの一世一代の“顔芸”だったとも言える。
29歳のアルゼンチン人DFサンチェスがここまで鬼気迫るプレーを見せたのには理由がある。実は両チームは残留を争っており、この日は大事な直接対決だったのだ。
ただ、サンチェスの顔面タックルの甲斐もなく、チューリッヒは終盤に失点を重ねて0-4で敗戦。この結果、両者の順位は入れ替わり、チューリヒは最下位に転落してしまった。
リーグ12度の優勝を誇る名門でもあるチューリッヒは残り3試合で、逆転での残留を果たせるだろうか。
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