『BBC』は「スイス・スーパーリーグのバーゼルに移籍することが決まったエジプト代表DFオーマル・ガービルは、ムハンマド・サラーとムハンマド・アル・ナーニーに感謝した」と報じた。
オーマル・ガービルは1992年生まれの24歳。エジプトの名門ザマレクの下部組織出身で、2011年のU-20ワールドカップ、2012年のロンドン五輪に出場した経験を持っている。当然、日本代表と対戦して敗れている選手の一人だ。
本職は右サイドバックであるが、攻撃的なプレーが得意であり、ドリブル突破も可能で、中盤も器用にこなす。あの元エジプト代表FWミドも「これまで見た中で最高の選手の一人」と高い評価を下している新鋭だ。
彼は先日バーゼルへの移籍が決定し、今はメディカルチェックの結果を待つ身。スイスを活躍の場に選んだことについて、彼はムハンマド・サラーとムハンマド・アル・ナーニーの影響を明かした。
同じエジプト五輪代表、フル代表で戦ってきた彼らは、バーゼルからビッグリーグへと旅立っていった先輩。彼らから貰った言葉について、ガービルはこう語っている。
オーマル・ガービル
「ムハンマド・サラーとは、僕がスイスに行く前から話していたよ。彼はいくつかのアドバイスをくれた。僕は彼からの言葉を本当に理解したよ。
彼は『サッカーのことだけ考えておけ。最善を尽くせ』と言っていた。スイスでの生活は難しくないと話していたし、それほど適応に長い時間はかからないだろうと。
また、彼は『22番を着けるべきだよ』と言っていた。それはムハンマド・サラーの番号なんだけどね。ただ、バーゼルは僕に4番をくれるだろう」
「ムハンマド・アル・ナーニーもまた、僕に話してくれたよ。彼は『とにかく努力しろ』と言っていた。それだけがバーゼルで自分を証明するための唯一の道だとね」