6日（日本時間7日未明）に行われたルーマニア1部ディナモ・ブカレスト対ヴィートルル・コンスタンツァ戦の後半に、選手が突然昏倒するアクシデントが起きた。

接触のないところでピッチに倒れ込んだのは、ディナモに所属する26歳のカメルーン人MFパトリック・エケング＝エケング。彼はこの6分ほど前に途中投入されたばかりだったのだが、意識が混濁しているように見える。

この後、エケングは救急車で病院へと搬送。ディナモのSDであるヨネル・ダンチウレスクはこの光景にすすり泣いていた。

地元メディア『Digisport』によれば、エケングは心原性ショックを起こしたとされている（公式発表はまだ）。

搬送後に一瞬蘇生したものの予断を許さない状況に転じ、その後、死亡が確認されたことが各メディアで大々的に報じられている。

昨年1月に開催されたアフリカ・ネイションズカップで、フォルカー・フィンケ率いるカメルーン代表に選ばれたエケング。

国内でデビューした後、2009～2013年までフランスのル・マンに在籍し、その後、スイスのローザンヌ・スポルツ、スペインのコルドバを経て、今年に入ってディナモに加入していた。コルドバ時代はハーフナー・マイクとチームメイトだった。

ディナモは2000年に当時24歳だった主力MFカタリン・フルダンが練習試合中に心停止で倒れ亡くなっている。その後、彼の着けていた背番号11は永久欠番になった。エケングが搬送された病院にはディナモファンたちが集まり始めているという。

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