『Marca』など各メディアは「バルセロナに所属しているアドリアーノ・コヘイアが、脱税の容疑でスペイン税務当局から告訴された」と報じた。
2010年にセビージャからバルセロナに加入し、様々なポジションでプレーできる便利な存在として貢献しているアドリアーノ・コヘイア。
記事によれば、彼に対しての疑惑が最初に調査され始めたのは昨年10月であるという。その結果、70万ユーロ(およそ8700万円)以上の税金支払いを逃れていた可能性が高いとして今回告発に至ったとのこと。
バルセロナではこれまでリオネル・メッシ、ハビエル・マスケラーノの2名が同様の容疑で告発されており、裁判に臨んでいる。また、スペイン代表MFシャビ・アロンソの税金逃れも今回と関連がある。
彼ら3名とアドリアーノは、2011~2012年の間の肖像権によって得た報酬を、ポルトガルのマデイラ諸島にある同一の「非生鮮食品卸売会社」に移すことによって、スペイン国内での税金の支払いを逃れたという疑惑が掛かっている。
マスケラーノに関しては既に裁判で罪を認めており、罰金の支払いと懲役1年の実刑判決を言い渡されている。
アドリアーノは2011年に19万ユーロ(およそ2360万円)、2012年に45万ユーロ(およそ5590万円)の支払いを逃れている可能性が高いという報告もある。
いずれにせよ、今後アドリアーノはスペインでこれらの件について裁判で争うことになると考えられる。