『Omnisport』は、「元フランス代表GKファビアン・バルテズ、元自転車選手のクリス・ホイらがル・マン24時間レースに参戦することに対し、元F1ドライバーのマーク・ウェバー氏が歓迎のコメントを述べた」と報じた。

かつてフランス代表で1998年のワールドカップ、EURO2000の優勝を経験したファビアン・バルテズ。伝説的なGKは引退後独特の活動を続けている。

地元に近いリュゼナックの重役を務めたこともあるが、彼が力を入れているのはモータースポーツである。

引退後すぐにポルシェ・カレラ・カップに出場し、フランスGT選手権やFIA GTシリーズに参戦。2014年にル・マン24時間レースに初出場し、今年は2度目の参加となる。

前回はグループGT2のカテゴリで出走したが、今回はあのオリヴィエ・パニスとコンビを組み『Panis-Barthez Competition team』としてLMP2クラスで登録される。

LMP2は、GTクラスとは違って完全なレースマシンを使用するカテゴリであり、当然2年前よりも格段にレベルは上がる。

また、サッカーとは離れるが、あのイギリスの伝説的サイクリストであるクリス・ホイも今回ル・マン24時間レースに参戦することが決まっている。

彼は現役時代からゲーマーとして知られており、引退後『グランツーリスモ』を使ったドライバー養成プログラム、GTアカデミーで訓練を受けてきた。

昨年はル・マンシリーズにLMP3のカテゴリで参戦し、ドライバータイトルをも獲得している。彼は日産エンジンを積んだリジェのJSP2で出走する予定だ。

かつてF1でも長く活躍したマーク・ウェバー氏は取材に対して以下のように話し、彼らのような有名人が参戦するのは良いことだと語った。

なお、マーク・ウェバーもポルシェで今年も最高峰のLMP1クラスに出場。アウディ、トヨタとの激しいタイトル争いが予想されている。

マーク・ウェバー

「良いことだよ。これは大きなレースだ。とても、とても有名なね。さらに大きなプロファイルを持つレースになっていく。

我々は昨年ニコ・ヒュルケンブルクの素晴らしいドライブを見たし、将来的にはF1ドライバーがこちらに来るところを見られるだろう。

これは大きなイベントだ。そして、世界のカーレースで最も大きなコースの1つなんだよ」

「今季は明らかに面白いレースになるだろうね。トヨタはとても、とても競争力を上げてきた。彼らはショートトラックでの高トップスピードを持っているし、強いだろう。アウディはもちろん評価を落とすことなど出来ないチームだ。

しかし、ポルシェはこれまで最も多くの勝利をあげてきたチームだ。今の記録は17。今年、それを18に増やしたいね」

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