『Sportskeeda』は「元フランス代表MFのエマニュエル・プティが、1998年のワールドカップ優勝に疑いを持ち始めていると話した」と報じた。
これはドキュメンタリーの撮影におけるインタビューで語られたものであるとのことだ。
かつてモナコ、アーセナル、バルセロナ、チェルシーなどでプレーしたエマニュエル・プティ。
1998年のワールドカップではディディエ・デシャン、ジネディーヌ・ジダン、リリアン・テュラム、パトリック・ヴィエラなど多くの仲間と共に、地元フランスでワールドカップ優勝を果たした。
しかし、近年相次いでいるサッカー界の不祥事を見て、エマニュエル・プティは自分たちの巨大な勝利にすら疑いを持ち始めていると激白したという。
エマニュエル・プティ
「数週間前、私は言った。我々は本当に1998年のワールドカップを勝利したのか? 何らかの合意はなかったのか? 私は分からないんだ。
我々は、ピッチの上で、全力を尽くして相手と戦った。勝利に値した。我々はそれに向けて準備をしていたのだからね。
ただ、今日は全てが動き出している。私はこう尋ねたくなっているよ。
『我々は、経済力によって背中を押された操り人形だったのではないのか?』とね」
昨年発覚したFIFAの大きな汚職疑惑を発端に、サッカー界では多くのスキャンダルが相次いだ。2022年ワールドカップの開催地を決める投票においても、フランスの翻意によってカタールに決まったという噂も流れており、今後も様々な捜査が行われると予想されている。