セレッソ大阪がJ2へ降格してから開催されなかった大阪ダービーが、なんと4月10日14時J3第4節にて、セカンド(U-23)チーム同士が対決する形で火蓋が切られる。開催場所はガンバ大阪ホームである市立吹田サッカースタジアムだ。
今年に入って、双方J3に若手主体のセカンドチーム参加を表明したことで実現した格好だ。ちなみに、J3に参加するセカンドチームは、若手以外にオーバーエイジ枠が与えられており、1チーム3名まで23歳を超える選手を招集できる (GKに限り追加で1人のオーバーエイジが認められる)。
セレッソ大阪U-23は3試合2勝1敗の2位と好調。見所は、有望な若手選手達である。4月2日にJ3最年少ゴールを記録した森下怜哉を始め、ドルトムントに在籍していた丸岡満も在籍している。そして、昨季J2で13得点を決めたレフティ清原翔平や大分(J1在籍時)に正GKとして活躍した丹野研太などの強力なベテランもいる。指揮官はトップチームを率いる大熊清監督の実弟、昨年はU-18チームの監督を務めていた大熊裕司。
一方、ガンバ大阪U-23は3試合1勝1分1敗で16位中8位と中位に位置している。若手とベテランが融合したチームワークを武器としている。若手ではオリンピック代表を経験し、トップチームでも活躍をしている西野貴治が出場すれば熱戦は必至だろう。ベテランでは、二川孝広ら日本代表経験者のプレーも期待される。
恐らく、“ダービーマッチ”ということもあって双方有望な若手と強力なベテランを揃えて激突する可能性が高いだろう。
両者の大阪ダービー公式戦通算成績は、ガンバ大阪が22勝6分12敗とセレッソ大阪に勝ち越している。しかし、セカンドチームに至っては、リーグ順位で好調なセレッソ大阪U-23が有利と思える。
2年ぶりに開催される大阪ダービー。最後に笑うのは青き稲妻か。それとも、長居に咲き誇る桜か。その激しくも美しき戦いは目前に迫っている。