昔は黒一色だったサッカーのスパイクも、昨今はカラフルな色合いが定着し、カラーとしてはかなり出尽くした感がある。
そうした中で、相変わらずデザイン的に尖っているメーカーの一つがPuma。ユニークなグラフィックや左右色違いのスパイクなどを定番化しつつ、子ども向けとはいえマリオ・バロテッリをイメージした驚きの“モヒカン”スパイクをリリース。シューズとしての機能性に加え見た目でも楽しませてくれるメーカーだ。
そして、彼らが先日発売したモデルもまた、実にPumaらしいデザインだった。
Puma evoSPEED SL Grass
スピード系の最軽量モデル『エヴォスピード SL』をベースに、なんと“芝柄”を採用!
その名も『エヴォスピード SL GRASS』だ。
ピッチに同化することを狙ったとしか思えないデザイン。「シザーズフェイントの成功率が当社比○○%アップ」などの売り文句を探してみたが、残念ながら今のところそういった実証データはないようだ。
ちなみに、Pumaの“芝柄”スパイクはこれが初めてではない。10年前の2006年にも同デザインの『v1.06』がリリースされて大きな話題を呼んだ。
こちらが前作。今回はさらに3Dプリントデザインを採用し、付属の3Dメガネを使うと芝が立体的に見えるというスペシャルな“芝柄”に仕上がっている。
『エヴォスピード SL GRASS』は世界で125足の限定販売。日本ではサッカーショップKAMOで30足が販売されている。価格は27,000円(税込)。