連続テロ事件が発生したベルギー。
国内における警戒態勢度は最高レベルの「4」に引き上げられており、すでに29日に開催予定であった国際親善試合ベルギー対ポルトガル戦はレイリアで行われることが決定している(詳細はこちら)。
そんなベルギーの強豪アンデルレヒトのエース、マティアス・スアレスが今シーズン限りでチームを離れることになるかもしれないという。英国『Mail Online』が伝えている。
1988年5月9日生まれのマティアス・スアレスは27歳。自力で局面を打開する能力と得点力を兼備した万能型FWで、CF以外にも両ウイングでのプレーが可能だ。
アンデルレヒトでは2008年からプレーしており、2014年1月にはベルギー国籍を取得。
チームの主力として長くプレーしていたのだが、今回の事件を受け以下のように語ったのだという。
マティアス・スアレス(アンデルレヒト)
「この国自体は関係ないんだ。素晴らしい国だよ。 私はベルギーという国とここの人たちを愛している。
しかし、私は代理人と妻と話し、家族の安全のことを考え6月にここを離れることにした。
パリで起きた事件以後、ここの人々はすっかり変わってしまった。
通りやショッピングセンターでは、多くの人を見ることはなくなってしまった。恐怖心から、人々は基本的に家を出ようとしないんだ。
ブリュッセルには多くのテロリスト、そしてこうした酷い事態に関係している多くの人たちが住んでいる地域がある。
そして不運にも、妻や友人と話をしていたからこうしたことが起きるであろうということは分かっていたよ」