『ESPN』は「元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムは、キャリアで最も重要な5つの出来事として1998年の退場をあげた」と報じた。
今年40歳になるベッカム。ファンにとって良くも悪くも印象に残っているのは、1998年のワールドカップである。
アルゼンチンとの対戦において、ディエゴ・シメオネからの激しいマークに耐えかねて報復行為をしてしまい、レッドカードでの退場処分を受けたのである。
最終的にイングランド代表はこの試合に敗れたため、ベッカムに対しては国内外から激しいバッシングを受けることになった。
『GQ』の表紙を飾ることになったベッカムは今回「キャリアで最も重要な5つの出来事」という質問を受け、この退場が成長の役に立ったと語ったという。
デイヴィッド・ベッカム
「(キャリアにおいて5つの重要な出来事は?)
1つは、1998年にレッドカードを受けたことだ。なぜなら、あれは選手としての私にとって、そして人間としての私にとっても難しい出来事だったからだ。
しかし、あれが私を成熟させてくれた。とても急速にね。
その他は、15歳でマンチェスター・ユナイテッドと契約したこと。そのクラブでユースカップを制覇できたこと。それは長い間達成できていないものだった。
そして、1999年にマンチェスター・ユナイテッドでトレブルを達成したことだね。プレミアリーグ、FAカップ、そしてチャンピオンズリーグを制覇したんだ。
おそらくナンバーワンはイングランド代表のキャプテンマークを任されたことだね。小さな子供は皆、この国を代表したいと考えていると思う。
そして、僕は幸運だった。国を代表することが出来て、そしてキャプテンにもなれた。それはおそらく最も誇りに思える出来事だね」