2日に行われたAFCチャンピオンズリーグのグループステージ第2節。
前節Jリーグ勢として唯一白星をあげた浦和レッズはアウェイに乗り込み浦項スティーラーズと対戦したが、0-1と敗れている。
そんなこの試合の終了後、スタジアムは異質な雰囲気に包まれていた。
浦項DFキム・ウォニルがゴール裏に近寄ると、赤い服を着た謎の集団が手を振り上げながら何かを歌い、マスゲームのようなものを始めた。
その動きは見事に均等が取れており、見ているだけで圧倒されそうな迫力がある。そのほとんどが男性であるようにも見え、まるで北朝鮮のような応援だ…。
詳細は不明なのだが、どうやら赤い服を着た男性たちは韓国の海兵隊のメンバーであるらしい。
ピッチ上でこのマスゲームを統率しているキム・ウォニルは崇実大学校の在学中に海軍隊に入隊しており、そこで兵役を終了。そのため24歳という比較的遅いタイミングでプロ入りを果たしている。
そうしたこともあってか、海軍隊のメンバーがこの日は応援に駆けつけていたようだ(浦項は港湾都市であり、海兵隊の第1師団司令部があるとのこと)。歌っていたのは軍歌か何か?
いずれにしても、このような非日常な光景と出会えることはサッカーならではと言えそうだ…。