『BBC』は「ナイジェリア代表監督を務めるサンデー・オリセー氏は、ウェブサイトに掲載したビデオでの発言で罰金処分を受けた」と報じた。
昨年夏にナイジェリア代表監督に就任したオリセー氏。連盟側やメディアと常に衝突していたスティーヴン・ケシ氏が離れたあとの監督とあって大きな期待を受けていた。
しかし、10月には腸チフスに罹ってベルギーで入院生活を送らなければならなくなり、1月にはアフリカンネイションズチャンピオンシップ(通称CHAN)でグループリーグ敗退を喫することに。
さらに選手のボーナス未払い、自身がナイジェリアに滞在するためのホテル代が未払い、さらに就任からの給与も5ヶ月未払いとなっている。
結果が出なかったために批評家やメディアからは激しい批判を受けており、苦しい状況に陥っている。
それを受けてオリセー監督は自身のツイッターで8分間のビデオを掲載し、これらの批評や批判に対して反論するという手段に出た。
しかし、この行為は大きな波紋を巻き起こし、スポーツ大臣のソロモン・ダラング氏と連盟会長のアマジュ・ピニック氏もオリセーについての会談を行うことに。
そして、ナイジェリアサッカー連盟は最終的にオリセー監督に対して3万ドル(およそ340万円)の罰金処分を科すことに決めたという。
オリセー監督側はこの制裁に対しては不服を表明しているとのことで、今後弁護士を通して争っていく姿勢を見せているようだ。