『Gazzetta dello Sport』は「今季セリエAで首位をひた走っているナポリの強みは、メディカルチームの活躍である」と報じた。
かつては銀行員を務めていたことでも知られるマウリツィオ・サリ監督。無人飛行機(ドローン)をいち早くエンポリの練習で使用するなど先進的な指導で知られる。
しかし、彼の強みはそれを支えるメディカルチームの実力もあるようだ。理学療法士、栄養士、マッサージャーなどかなり大規模なグループになっている。
選手の血液を定期的に採取しDNAサンプルを用いて正確に体調や病歴を記録するなど、多くの作業を行っているようだ。
今季大爆発しているゴンサロ・イグアインも、11月の『Ole』のインタビューに対して以下のように語っていた。
ゴンサロ・イグアイン
「少し赤身の肉を食べて、あとは魚やシーフードを食べている。砂糖を減らして、それらを蜂蜜や果糖に置き換えている。既に4キロ落としたよ」
その結果、怪我の数はこのようになっているという。
怪我人の数
- ユヴェントス(33人)
- ラツィオ(32人)
- ボローニャ(26人)
- トリノ(25人)
- ヴェローナ(23人)
- ジェノア(22人)
- ミラン(22人)
- キエーヴォ(18人)
- ローマ(17人)
- アタランタ(16人)
- ウディネーゼ(16人)
- カルピ(14人)
- サンプドリア(14人)
- エンポリ(13人)
- インテル(13人)
- フロジノーネ(12人)
- フィオレンティーナ(10人)
- サッスオーロ(9人)
- パレルモ(7人)
- ナポリ(4人)
怪我人が試合を欠場した回数
- ヴェローナ(109回)
- トリノ(107回)
- ラツィオ(96回)
- ミラン(94回)
- ウディネーゼ(94回)
- ローマ(92回)
- ジェノア(86回)
- ユヴェントス(78回)
- ボローニャ(70回)
- エンポリ(69回)
- サンプドリア(68回)
- キエーヴォ(67回)
- カルピ(57回)
- アタランタ(51回)
- パレルモ(49回)
- フロジノーネ(41回)
- インテル(41回)
- サッスオーロ(30回)
- フィオレンティーナ(23回)
- ナポリ(9回)
バイエルン・ミュンヘンでは出場機会もないのに怪我をしていたペペ・レイナも、今季は完全にコンディションを戻している。
現代的なアプローチを徹底的に取り入れる57歳のサリ監督。戦術面ばかりが取り上げられることもあるが、選手のコンディションに対する視点も非常に鋭いようだ。