2日、日本を揺るがした清原和博元プロ野球選手の逮捕。
現役を引退したプロスポーツ選手は、大きな生活の変化から誤った道に進んでしまう者もいる。また、現役生活中にも大きなプレッシャーから逃れるために良くない解決方法を取ってしまう者もいる。
しかし、それと同時に、過ちから立ち直って社会に復帰している者も少なくないのだ。
今回はそんな「違法薬物の摂取から立ち直ってきた選手たち」を特集してみた。
クラウディオ・カニーヒア(元アルゼンチン代表FW)
ディエゴ・マラドーナとの名コンビで知られたアルゼンチン代表FW。コパ・アメリカ3回、ワールドカップ3回に出場し、南米王者のタイトルも獲得した。
豊かな技術とスピードを備えたアタッカーであったと同時に問題児としても知られ、1993年にコカインの摂取が発覚し、13ヶ月もの出場停止処分を受けることになった。
1996年には彼の母が飛び降り自殺をするという悲劇的な事件を経験したものの、その後ボカ・ジュニオルスやアタランタ、グラスゴー・レンジャーズなどで復活を見せ、2002年のワールドカップにも招集されている。
スウェーデン戦ではベンチから暴言を吐いたことによって一度も出場しないまま退場処分を受けるという珍しい場面も話題になった。
2012年にはイングランドのアマチュアリーグに所属するウェンブリーFCで短期間現役復帰していたことも。