福島ユナイテッドはここ2シーズン、J3で7位という成績。ただ、持ち味であるポゼッション重視のスタイルを熟成させ、チーム数増加により3試合増えたとはいえ勝ち点は前季の36から49へとアップしている。
今季は3年目の栗原圭介監督のもと、DF星雄次(山口)やMF安東輝(湘南からの期限付き移籍が終了)が抜けたものの、FW樋口寛規(清水)、MF渡辺匠(横浜FC)という実力者を補強(※渡辺は福島県いわき市の出身)。昨季期限付きだった元スポルティング・リスボンのブラジル人FWロドリゴ・チウイ(岐阜)も完全移籍で獲得した。
Fukushima United 2016 Hummel Home
福島の2016シーズンに向けた新ユニフォーム、ホーム(1st)は伝統である赤を基調に、シャドーのボーダー柄を採用。水平線を模すことにより、福島の海から復興の陽射しが昇りゆく様をイメージしている。
デザインのベースは、2016年のHummelアスレアパレルのコンセプト、『MOMENTUM』。
運動量や勢い、推進力を意味しており、Hummelの母国デンマークの東岸に位置するバルト海にインスピレーションを受け、勢いよく波打つ海やその波によって形作られた海岸の積層や青い空に渦巻く雲など、雄大な自然とその勢いを表現しているとのことだ。
竹鼻快GMは新ユニフォームについて、「赤黒の縦縞だった昨年とは、またガラリと変り、赤が基調となったシンプルのデザインで、選手もフレッシュな気持ちで臨めるかと思います。J3も3年目になるので、チーム、そしてクラブとしても福島の皆様により多くの『ワクワクやドキドキ』を届けられるように、更なるステップアップの年にしたいと思います」と語っている。