『SBS』は「中国超級リーグの江蘇蘇寧に移籍することが決まったオーストラリア代表DFトレント・セインズバリーは、ヨーロッパを離れた理由について話した」と報じた。
先日、オランダ・エールディビジのズヴォレから江蘇蘇寧に移籍したオーストラリア代表DFトレント・セインズバリー。彼はまだ24歳であり、今後のキャリアが期待されるセンターバックであった。
昨年夏にはイングランドへの移籍まで噂されていたものの、今冬2014年から所属したオランダでのキャリアを捨てて中国に渡ることを決断した。
その移籍金は150万ドルであると言われており、給与についてもかなりの額が支払われているものと考えられている。
取材に応えたセインズバリーは、中国移籍の理由について以下のように話し、世界的なFWと対戦することが出来ることやお金の問題などを明かした。
トレント・セインズバリー
「中国のサッカーは急速に成長している。クラブは傑出した選手のために大金を支払っているし、リーグの成長を助けようとしている。
地元の選手たちは試合の中でステップアップしていく。毎年確実に良くなっていくだけだろう。
彼らはジェルヴィーニョやフレディ・グアリン、ラミレスなどのビッグネームとの狙っているように見えるし、ルイス・アドリアーノとも最終段階まで進んでいた。
中国はマンチェスター・シティのヤヤ・トゥレとも契約に近づいた。彼らは大きな野望を持っているし、国内のサッカーにとって力になろうとしている」
「サッカーは予測不可能なものであり、誰も何が起こるかは分からない。ナーバスでもあり、そしてエキサイティングにもなる。
僕は多くの人々と中国について話してきた。セントラルコースト・マリナーズでともにプレーしたステリョフスキ、マクブリーン、ハッチンソン、ウィルキンソンからね。
有用な見識や情報を得た。そして、僕はAFCチャンピオンズリーグで何度か中国を訪れたこともある。いくつかの経験もある。新しいチャレンジに進むんだ」
「ヨーロッパを離れて中国に移籍するには、実質的なオファーが必要だった。過去にもいくつか受け取っていたが、それは僕にとって条件に合致するものではなかった。
山東魯能も僕に関心を寄せていたが、彼らのコーチ(マノ・メネーゼス)が僕に本当の興味を抱いていなかった。
その後、ある朝に電話が鳴って、江蘇蘇寧が興味を持っていると聞いた。その後色々話をして、僕の条件に全て合致した。
いくらかの人々は、欧州から中国に行くことは後退だと言うかもしれない。しかし僕はそう思わない。僕はディフェンダーであり、世界的なFWと対戦するだろう。
そして、この取り引きにおける収入は、僕の家族や近しい人々を助けてくれる。
オランダを離れることは簡単ではなかった。ズヴォレはピッチの内外問わず素晴らしいクラブだった。その全てが名残惜しい」