第94回全国高校サッカー選手権は11日、決勝戦が埼玉スタジアム2002で行われ、東福岡が國學院久我山に5-0で大勝。17大会ぶり3度目の優勝を果たした。
昨年夏の全国高校総体を制していた福岡の雄は今大会、1回戦で遠野を下すと、その後も新潟明訓、市立船橋、駒沢大高、星陵を次々と撃破。特に、優勝候補同士ということで注目された市船戦をPK戦の末勝ち抜いたのは大きかった。
迎えた決勝では、今大会で話題をさらった國學院久我山を相手に“横綱相撲”といえる戦いぶりを見せ、見事史上6校目となる総体との夏冬2冠を達成している。
サッカーだけでなくラグビーの全国的な名門校としても知られる東福岡。彼らのグラウンドというのがまたスゴイ。
Google Mapがやや重いかもしれないが、中央が東福岡のグラウンド。少し拡大してみると、なんと「HIGASHI FUKUOKA」という大きな文字が確認できる。存在感抜群!
グラウンドは見て分かるようにサッカー部とラグビー部が隣り合っており(文字が書かれているのはラグビー部の方)、その全面を2009年12月に人工芝化。夜間照明も完備している。
以下は東福岡高校の公式ホームページより。
グラウンド(人工芝)
ヤフードームグラウンドの約1.7倍という広さの本校のグラウンドでは、九州の高校では初といえる全面人工芝化を導入。ドイツなどのプロサッカーチームのホームグラウンドにも使われている最先端の人工芝を使い、けが防止とともに砂の飛散を解消。さらに温度制御チップを組み合わせることで夏場の表面温度は一般の人工芝よりも8度マイナスとなっています。生徒の安全に配慮して、ラグビーコートには緩衝材(ショックパッド)が埋め込まれています。
ヤフードームグラウンドの1.7倍に、プロサッカーチームも使っている最先端の人工芝・・・。こうした環境が彼らの2冠の下支えになったことは間違いなさそうだ。
なお、ラグビー部は昨年全国ベスト4に終わったが、今回の選手権決勝前日にはバレーボール部が「春高バレー」こと全日本バレーボール高校選手権で連覇を成し遂げている。