Qoly年末年始恒例のプレイバック企画! 過去に掲載された記事をもう一度振り返ってみよう。今回は2011年2月7日配信、『ネクスト・ジェネレーション~イングランドの逸材MFたち~』。4年経って彼らはどうなっているだろうか?
近年のYoutubeの浸透で、海外の若手選手を知ることは日本人にとってもますます簡単になってきている。トップリーグに所属しているU-21代表レベルなら、すでにほとんど研究がなされている状態だ。
そこで今回は2部以下のレベルでプレーしている選手を中心に、若き才能を紹介しよう。
フィル・ジャギエルカ、ジョリオン・レスコットのように、20代前半まで下部リーグでプレーしながらイングランド代表まで上り詰めた選手もいる。ここで紹介する彼らにも、まだまだチャンスは広がっている。
スコールズを彷彿とさせるキラーパサー
マッティ・ジェイムズ Matty JAMES
マンチェスター・ユナイテッド所属
背番号 43
CH/SH/(SB)
1991年7月22日生まれ
イングランド U-20代表
183cm / 76kg
マンチェスター・ユナイテッドが新たに生み出した期待のMF。スコールズに例えられる正確なロングパスと強烈なミドルシュートに加え、必要とあらばディフェンスラインでもプレーできる万能性を買われ、2009年5月には17歳でトップチームデビューを果たしている。
ジャック・ロドウェル(エヴァートン)と比較する声もあるが、ジェイムズはより攻撃的で、攻撃をコントロールするというよりはゴールに直結するパスを狙うタイプ。中盤センターだけでなく、サイドでもプレーできる点もスコールズに似ている。
昨シーズンと今シーズン序盤にレンタルされたプレストンでは28試合に出場。すでに経験も積んでいる。現在のマンUで言えば、マイケル・キャリックが越えるべき壁と言えるだろう。厳しい闘いだが、2部レベルにおさまる器ではない。