26日、『NDTV』は「インドサッカー協会(AIFF)懲戒委員会は、インディアン・スーパーリーグ決勝戦において審判を脅迫したFCゴアに対して懲戒処分を言い渡す予定である」と報じた。
20日に行われたインディアン・スーパーリーグ決勝戦では、ジーコ監督率いるFCゴアとマルコ・マテラッツィ監督率いるチェンナイインFCが対戦。
試合は劇的な展開となり、2-1でFCゴアがリードして迎えた90分にオウンゴールでチェンナイインFCが追いつく。
さらにその直後にチェンナイインFCが追加点を挙げ、最後の数分で大逆転が達成される結果になった。
そして問題が起こったのは試合後。チェンナイインFCのブラジル代表MFエラーノが逮捕されたことでも話題になったが、敗北したFCゴアの行動も問題だったという。
マッチコミッショナーのAKマムコヤ氏による報告書では、この試合を裁いていた山本雄大主審が『試合終了直後、FCゴアのマネージャーや選手に取り囲まれ、物理的なジェスチャーで脅迫された』と訴えていることが書かれているようだ。
『予想外で、いかなる理由もなかった。私や第4審は彼らを助けようと急いだ。日本の審判団はさらに不穏当な言葉で罵倒され続け、物理的な攻撃を受ける恐れもあった』とコミッショナーは明かし、かなり激しい抗議行動があったことを示唆している。
また、報告書ではさらにFCゴアのスタッフがロッカールームに向かう通路の中で審判団を脅していたことも明らかにされている。
AKマムコヤ
(インディアン・スーパーリーグ マッチコミッショナー)
「私の意見では、試合終了後のFCゴアによる行動は、規律を逸脱し、強引で、恐ろしいものだった。FCゴアに求められる最大のスポーツマンシップは、敗北を受け入れ、規律に敬意を示すことだったはずだ」