先日、クラブワールドカップの決勝でバルセロナに敗れた宿敵リーベルを嬉々として罵り、嘲笑するボケンセ(ボカ・サポーター)の話題をお届けした。
南米、そしてアルゼンチンにおけるライバル関係の壮絶さをまざまざと見せ付けてくれたわけだが、ボケンセのリーベルに対する“嫌がらせ”はそれだけではなかったようだ。
決勝が行われた翌日の夜、リーベルの本拠地モヌメンタルに現れた男たち。何やら主張の書かれたバナーを掲げているが、よくよく見ると…
Las cargadas a los hinchas de River, llegaron a Núñez. Mirá lo que hizo un grupo Xeneize! pic.twitter.com/MMDeyVzRLk
— Tato Aguilera (@Tato_Aguilera) 2015, 12月 22
「Japón no es para cualquiera(日本は皆のものじゃないぜ)」
「Nunca vas a ser como papá(テメーらは“パパ”にゃなれねぇ)」
やっぱりリーベルへの悪口!(苦笑)
バナーに描かれた3つの星、その上の1977、2000、2003という数字は、ボカが日本開催のトヨタカップで優勝した年だ。
つまり要約すると、
「(3度も優勝している俺達とは違い)日本では誰もが勝者になれるわけじゃないぜ!」
「(3度も優勝している俺達は大人だが)お前らは一生ガキのままだな!」
と皮肉たっぷりに馬鹿にしているのだ。
それをわざわざ宿敵のホームスタジアムに赴き、さらにフェンスにまで張り付けてしまう行動力と執念深さにはいやはや脱帽である。
世間では「好き」の対極を「無関心」だというが、これもある種の愛情表現と言えるのかもしれない。