20日、エジプト・プレミアリーグのザマレクは公式サイトで「今週限りでリーグに出場することを取りやめる」と発表した。
ザマレクはアル・アハリと並ぶエジプトの名門で、リーグ12回優勝を誇る強豪。昨季はエジプト・プレミアリーグに加えてカップ、スーパーカップも獲得するなど圧倒的な力を見せた。
今季もここまで5試合で4勝1分けと成績を残してきたが、20日に行われたアル・ガイーシュ戦で3-2と敗北した。
そして、この試合ではザマレク側が彼を任命しないよう求めていたマフムード・アル・バナール主審によって裁かれ、最終的に相手側に2度のペナルティキックが与えられることになった。
この結果にザマレクの首脳陣は激怒。不公平なジャッジをすることが明らか(だと思っている)主審が任命された上、実際にPKが2度与えられたことに対して不満を表明。
最終的には今後のエジプト・プレミアリーグの試合に出場しないことを宣言し、国内のトップディヴィジョンから撤退するという判断を下したようだ。
ザマレクはこの後23日にガジ・アル・マハーラとの試合を控えているが、このままであればそれは開催することが出来ない。
イスラム圏では太陽暦の正月にも変わらず試合を行っていくため、出来るだけ早い事態の解決が求められる。