20日、セリエAの第17節が行われ、首位のインテルはホームでラツィオと対戦した。

この試合をもってウインターブレイクに突入するセリエA。この17節を残しインテルは前半戦を首位で折り返すことが決定していたが、年内ラストマッチとなるこの試合で1-2と敗れている。

試合開始早々、インテルはアントニオ・カンドレーヴァにゴールを許し先制されるも、61分にマウロ・イカルディが巧みなトラップからゴールを沈め1-1の振り出しに。しかし、86分にラツィオにPKを与えると、カンドレーヴァのキックはサミール・ハンダノヴィッチに防がるも再びこれを詰められ、試合を決定づける勝ち越し弾を決められた。

試合終盤でのゴールということもあり、インテルとしてはダメージが大きかったこのゴール。この直後、インテルMFフェリペ・メロがラフプレーで退場となっている。

高く浮いたボールに反応したフェリペ・メロは、目の前にラツィオMFルーカス・ビグリアがいたにもかかわらず足の裏を見せるハイキック。

さらに、ハイキックだけならまだしもこれを振り落とし、かかとの部分がビグリアの右肩を直撃。格闘技の「かかと落とし」のような格好となってしまった。

このプレーにより、フェリペ・メロは一発退場に。ビグリアはピッチにうずくまり険しい表情を見せたものの、なんとか大事には至らなかったようで試合終了までプレーを続けた。

激しいプレーが持ち味のフェリペ・メロだが、流石にこのプレーはやりすぎである。サッカーではなかなか見られないようなラフプレーであった。

なお、この後ラツィオのセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチもこの日2枚目となるイエローカード受け退場処分となっている。

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