来年6月10日から1か月間に渡ってフランス各地で行われるEURO2016。すでに出場24か国と、その組み合わせも決まっている。

大会までまだ半年以上あるが、英紙『telegraph』が早くも「EURO2016で見逃せない10の試合」を発表していたので紹介する。

グループB イングランドvsウェールズ(6月16日/ランス)

なんという抽選結果だろうか。

イングランドはラグビーW杯での敗北(25-28)のリベンジをしたがることだろう。そして、ウェールズのどの選手もイングリッシュフットボールと繋がりがある。アーロン・ラムジーとギャレス・ベイルがピッチ上で最高の選手2人になるだろうが、イングランドが試合を支配することになるはずだ。

今予選で成功を見せたウェールズ、DFとMFの位置取りは深く、スピードあるカウンターで攻撃を仕掛けた。イングランドが苦しむことになるであろう試合であり、アップセットはまったく予想外ではない。ウェールズはやる気満々だろう、それは確かだ。

グループC ドイツvsポーランド(6月16日/パリ)

現世界王者ドイツはれっきとした優勝候補だ。だが、何かひとつ欠けているものがあるとすれば、それはワールドクラスのセンターフォワードになる。

ポーランドにはいくらかの攻撃手段があるが、メインディッシュはこの惑星最高のストライカーのひとりであるロベルト・レヴァンドフスキだ。ドイツにおいて最高の選手たちとともに名を上げたレヴァンドフスキは、その彼ら相手に得点を奪う可能性が確かにある。

予選最多スコアラーだったレヴァンドフスキ(13得点)は、馴染みある相手に対するチャンスを思い描いているだろう。

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