15日、『Daily Mail』は「チェルシーのオーナーを務めているロマン・アブラモヴィッチ氏は、ジョゼ・モウリーニョ監督の処遇を考えるための緊急理事会を開催する」と報じた。

先週末にもボーンマスに敗れ、なかなか苦しい状況から抜け出せずにいるチェルシー。ジョゼ・モウリーニョに対する風当たりははますます強くなっている。

クラブのオーナーであるアブラモヴィッチ氏、そして会長のブルース・バック、取締役のマリーナ・グラノフスカヤ、ユージン・テネンバウム、テクニカルディレクターのマイケル・エメナロらが緊急理事会に招集されており、監督の去就について話し合っていると考えられている。

しかし『Mirror』などの報道によれば、もしジョゼ・モウリーニョ監督を解任しようとした場合、そこには大きな問題点があるようだ。

1つはチェルシーのファンの一部はまだジョゼ・モウリーニョ監督を強く支持する意思を明確にしていること。

もう1つは金銭面で、今年契約を4年間延長したばかりのモウリーニョ氏の給与はかなり高額になっており、推定では800~1300万ポンド(およそ14.6~23.8億円)の間であると言われている。

契約には解除条項が含まれていないようで、もしチェルシーが彼を一方的に解任する場合は未払い分の給与がそのまま残るという。

そのため、3年半分と考えて少なくとも2800万ポンド(およそ51.2億円)、多ければ4550万ポンド(およそ83.2億円)という多額の負担がのし掛かってくる可能性があるようだ。

さらに、この時点でモウリーニョの代役となる監督が存在しないことも考慮されており、現実的に指揮官の交代をスムーズに行える可能性は低いと懸念されているとのこと。

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