『Mirror』は「元イングランド代表GKのゴードン・バンクス氏は、10年前から腎臓癌に苦しんできたことを明かした」と報じた。
ゴードン・バンクスは1937年生まれの77歳。チェスターフィールド、レスター・シティ、ストーク・シティなどでプレーし、イングランド代表では1966年ワールドカップの優勝に貢献した伝説的GKである。
記事によれば、彼は10年前にガンのため片方の腎臓を切除しており、今回はもう片方にも転移していたことが発見されたという。病気が悪化した場合はもう片方も切除しなければならない状況に直面しているとのことだ。
ゴードン・バンクス
「1966年ワールドカップでは優勝することが出来た。そしてペレを相手にしたセーブは私に病気との闘いにも自信を与えてくれているよ。
人々はまだあのセーブについて話しているし、私もそのことをよく考えるんだ。
もしペレを相手にあのセーブができるなら、世界のどんな偉大な相手とも戦える。私はこの健康の問題とも戦い抜くことが出来るはずだよ。
それは私を助けてくれる。そして、同じような状況にある他の人々にインスピレーションを与えたい」
「私は最高の結果を望まなければならないし、そこに向かっていく。私は戦わなければならない。病気も自分の人生の一部だ。物事は難しい戦いになるかもしれない。
医者と会ったとき、彼は『普通の生活を送るべきだ』と言っていた。私は治療が効果を現してくれることを望んでいるよ」
「私の家族は本当に私をサポートしてくれている。10年前、私は癌で腎臓の一つを失った。
そして昨年休暇でフロリダへ行ったんだ。1週間後、私は痛みで眠れなくなっていた。すぐに病院に運ばれ、癌だと分かった。それが腎臓だと聞いて、とてもショックを受けた。
すぐに治療に入り、日に三回錠剤を飲んでいる。これまで以上に痛みを経験している。足は水ぶくれや傷だらけになり、歩くことはほとんど不可能だ。
以前の癌はとても大きかったが、腎臓を除去すれば取り出すことが出来た。
我々はこの癌を十分に小さくするための薬物治療、そして電気的治療を行っている。しかし、もしこれが大きくなったら切除して、移植が必要になる」
「数ヶ月前にはペレと会った。彼は腰に苦しんでいて、人工股関節への置換が必要だった。私はステージに引き上げてやらねばならなかった。
彼は私の健康問題に共感し、最善の未来を願ってくれたよ」