13日にサンフレッチェ広島とのゲームでクラブワールドカップの初戦を迎えるアフリカ代表TPマゼンベ。

大会参加は既に3回目で、2010年には決勝進出の経験も。アフリカのチームではアル・アハリと並んで最も知名度が高い存在かもしれない。

ただ、あれから5年が経ち、このクラブの性質も大きく変わってきた。自国の選手は今やほとんどおらず、アフリカ・オールスターズといった雰囲気を醸し出している。

そんなマゼンベの中で注目すべき選手は誰か? アフリカ担当の編集部Kが軽くご紹介していこう。

第3回は編集部Kお気に入りのコートジボワール人FW、ロジェール・アサレだ。

ロジェール・アサレ

1993年11月13日生まれ(22歳)

昨年マゼンベに入団したばかりのコートジボワール人選手であるが、エルヴェ・ルナール監督に寵愛され、アフリカネイションズカップにも出場。将来の国を担うタレントであると評価された。

彼はまだ実績こそ少ないものの、その才能にかけては右に出るものはいないだろう。

圧倒的なドリブルテクニック、豊かなスピード、そしてキックの精度まで高い。サイドにいればカットインから素晴らしいシュートを放ち、トップで使えばストライカーとしてネットを揺らす。

最初エルヴェ・ルナール氏が選んだときは「誰だ?」という反応が多かったが、今やアフリカ全土を見ても最高クラスの若手選手である。

ちなみに、彼を「アフリカのメッシ」なんて言っている人はQolyの編集部Kという男以外見たことがないのだが、自信を持って言おう。アフリカのメッシだ。

こういう選手が途中から出てくる可能性があるというのは、今のマゼンベの大きな強みの一つ。もちろん先発で出てきても怖い存在であるが。

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