1995年12月15日に下された「ボスマン判決」。欧州司法裁判所が下したこの判決により、EU加盟国の選手は契約満了となった場合、EU域内の他チームへ自由に移籍できるようになった。

この世紀の判決からほぼ20年が経ったことを受けて、『Daily mail』がこの期間における移籍トップ10を取り上げていた。

この20年において、“フリー”で移籍した大物選手とは…。

FWロベルト・レヴァンドフスキ(2014年、ドルトムント→バイエルン)

最大のライバルから最高の選手を引き抜き、痛めつける以上にいい方法はあるだろうか?しかもフリーで。

それはまさしくバイエルンがやったことであり、このポーランド人FWは移籍後72試合で47ゴールを叩き出している。

DFソル・キャンベル(2001年、トッテナム→アーセナル)

トッテナムから最大のライバルであるアーセナルへ移籍後、キャンベルは辛辣な悪口の対象になった。だが、彼にとってはパーフェクトな移籍であった。

“Invincibles”の一員となり、2度のリーグタイトル、3度のFAカップ優勝、そしてチャンピオンズリーグのファイナリストにもなった。

【次ページ】リヴァプールからR・マドリーへ移籍したあの人も